仕事を辞めたいと思ったら辞める前にもう一度考えてみる
仕事を辞めたいと思う理由は、人それぞれあります。人間関係や同じ仕事の繰り返しでつまらないなど、ベテラン社員でも仕事を辞めたいと思うのに、新卒で入社した新入社員では尚更辛い思いをしているでしょう。
しかし何故今の会社に入社したのか、今の会社には希望はないのか今一度考えてみましょう。もしかしたら、仕事に対するやる気がなくなり、モチベーションが低くなっているだけかもしれません。ここで紹介する7つのやる気アップ術を試してみましょう。
1.苦手な人と仲良くなれるように人間関係の改善を考えてみる
仕事を辞めたいと思う一番の理由は、人間関係の悪化ではないでしょうか。会社の同僚や上司や部下などで1人でも相性が合わない、もしくは苦手な人がいると仕事が嫌になります。最悪の場合は、自分のチームで自分だけが浮いてしまうこともあります。
このような状態になると、相談もできずに1人で悶々と「仕事を辞めたい」という気持ちと葛藤しながら仕事をすることになります。精神的にも限界がきてうつなどの精神疾患を抱える可能性も出てきます。
人間関係が原因となる「仕事を辞めたい」という気持ちから、やる気をアップするには苦手な人と仲良くなることです。仲良くできないから人間関係が辛いという方もいますが、それは自分の考え方一つで劇的に変化します。
まずは朝と帰りの挨拶から。普段よりも大きめの声を出しましょう。そして挨拶+一言をつけたします。天気の話やニュースの話など簡単ですぐに終わる話が良いでしょう。それを繰り返して「あいつ変わったな」と会社の同僚に思われる頃には人間関係も改善しているでしょう。
人間関係の改善が仕事のモチベーションを上げ、仕事を辞めたいという気持ちから脱却させる。
2.仕事を辞めたくない理由を紙に書いて考えてみる
新卒で入社し、新入社員として頑張ってきたのに、仕事を辞めたいと思っている方もいるでしょう。そのような方は「仕事を辞めたくない理由」を探しましょう。今の仕事の良い点は何か、何でも良いので紙に書き連ねましょう。
給料が高い、ボーナスが高い、良い先輩がいる、社内食堂が美味しい、美人な社員がいる、など何でも良いので書きます。そして、自分の目で再確認します。この条件より良い会社はあるのかと自問自答します。
転職には大きなリスクがあります。人間関係や仕事で培った技術がリセットされること、転職したからといって給料が増える保障がないこと、転職活動の期間が無給なこと、転職のリスクは数を上げるとキリがありません。
そのようなリスクと今の仕事のメリットを比較すると、どちらが良いのかが理解できるでしょう。
今の仕事について再確認することで、仕事へのやる気を取り戻すことができる。
3.仕事の悩みやグチを誰かに話してみる
仕事のグチや悩みを誰かに相談することはあるでしょうか。家族や友人や恋人など、誰でも良いので相談しましょう。自分の中のモヤモヤした感情がストレスとなり、「仕事を辞めたい」という気持ちになっている可能性があります。
自分の気持ちを言葉にして話すのは、とても大切なストレス発散方法です。ストレスを溜め込み過ぎると、仕事にも集中できずにミスが多くなります。そうなると上司や先輩などに怒られる機会も増え、さらに仕事を辞めたいと思うことになります。
そうなるのを防ぐためにも、誰かに相談すればやる気アップにつながり、仕事を辞めたい気持ちを打ち消すことができます。
誰かに自分の感情を話すことで、仕事のやる気を復活させることができる。
4.プライベートでは仕事のことを考えないようにしてみる
明日も仕事、明後日も仕事、今日が終われば長い一週間が始まる、そんな気持ちになっていませんか。仕事をしている時間以外に、仕事のことを考えていませんか。仕事を辞めたいと思っているということは、仕事のことを考えているのと一緒です。
常に仕事のことを考え、気持ちの切り替えができないのが「仕事を辞めたい」と思う原因となります。その状態を解消するには、終業後や休日などプライベートタイムは仕事のことを考えないことが大切です。1日の仕事が終わったら、頭の中を空っぽにします。
そして映画鑑賞や読書などをして、アフター5を思い切り楽しみます。最初は切り替えが難しいですが、継続すると習慣となり、頭の切り替えもスムーズになります。休日も仕事に関連することは出来るだけ避けて、自分のために時間を費やします。
そうすることで週明けの仕事も気だるさがなくなり、意欲的に仕事に取り組むことができるでしょう。
仕事とプライベートの切り替えをスムーズにすることが、やる気をアップさせる。
5.とにかく仕事に集中して余計な事を考えないようにしてみる
特に新入社員や女性の方は、職場の人間関係が上手くいかないケースが多いです。それは新しい職場に慣れていないこと、女性特有のコミュニティに馴染めない事などが挙げられます。
このような理由から「仕事を辞めたい」と思っている方は、とにかく仕事に集中しましょう。仕事に打ち込むことで人間関係の煩わしさが目に入らなくなり、ストレスも解消されるでしょう。
仕事を一生懸命することで成果も上がり、上司に認められると社内での地位も上がります。そうなることで、人間関係も向上して会社の居心地も良くなります。
仕事を辞めたいと思うのは、職場環境が悪いという理由も挙げられます。自分が役職者になることで職場環境を改善できる可能性が高くなります。自分が居心地の良い環境を作るためなら、仕事のやる気もアップするでしょう。
仕事に集中して職場環境を変えることが、仕事のやる気をアップさせる。
6.仕事に関する目標を立ててみる
仕事は嫌々していても成果があがりません。「仕事をやめたい」と思っていては尚更でしょう。だらだら仕事をしてただ、時間を過ぎるのを待っていては精神的に参ってしまいます。
何か目標を立てその目標をクリアしたら、自分へのご褒美を用意するという方法で仕事のやる気をアップしてみましょう。
仕事に関連することを目標にするのがコツで、「この案件が上手くいったら、話題のスイーツを食べに行く!」「このプレゼンが上手くいったら新商品のゴルフクラブを買う!」「一週間が終わったら、少し高級な居酒屋でお酒を飲む!」など自分にあった目標とご褒美を設定します。
そうするとこにより仕事のモチベーションも上がり、効率よく働くことができます。続けているうちに、いつの間にか仕事をするのが楽しくなって、仕事を辞めたいと思うことも無くなるでしょう。
目標を設定し自分へのご褒美を用意することが、仕事のやる気を継続させる。
7.転職準備をして今の仕事のメリットを探してみる
どんなやる気アップ術を試しても「仕事を辞めたい」と思う方は、転職準備をしましょう。そうすることで、今の仕事のやる気をアップさせることができるかもしれません。転職準備をしている中で、今の仕事のメリットとデメリットが自然と見えてきます。今の仕事のビジョンを明確にすると、仕事を辞めたいと思う気持ちが無くなり、今の仕事に打ち込もうという気になります。
転職準備は、大きなエネルギーが必要です。転職サイトへの登録、そしてハローワークなどの職業を紹介している施設に足を運ぶ必要もあるでしょう。この作業をしながら仕事を行うので、相当の労力が必要なのが理解できると思います。
転職疲れというのもあります。転職先が見つからない、採用試験を受けても全く採用されないなど、転職すること自体に疲れてしまいます。挙句には転職を諦めて、ニートとなり自宅に引きこもってしまう方もいるほどです。
このような転職についてのリスクを確認することで、今の仕事を続けようという意欲が沸いてやる気もアップします。
転職準備をすることで今の仕事のメリットが浮き彫りになり、やる気がアップする。
仕事を辞めたいと思ったらやる気を取り戻せるかどうか試してみよう
「仕事を辞めたい」と思う気持ちは誰でも持っています。しかし、その気持ちがあるからといってすぐに会社を辞めるのは、リスクが大きいと言えます。特に新卒の新入社員の方は、スキルが身に付いていません。
そのため、中途採用の試験を受けてもハードルが高くなってしまい、内定ゲットまでたどり着けない場合があります。最低でも3年ほどは我慢することで自身のスキルも上がり、転職しやすくなるでしょう。
仕事を辞めたいという気持ちになってしまったら、今回紹介した方法を参考にしてやる気をアップしましょう。