職業/働き方

パン屋のバイトってどんな仕事をするの?経験者の体験談16

パン屋のバイト体験談を16名に調査しました。焼きたてパンの香りに包まれながら働くことはパン好きにとって幸せなことですが、早起きして早朝から仕事が始まる大変さもあります。パン屋のバイトをしたいと考えている高校生や大学生、主婦、フリーターの方は経験者の声をぜひ参考にしてください。

パン屋のバイトってどんな仕事?体験談を調査!

焼きたてのパンの香りが漂うパン屋でのバイトは、高校生や大学生などの学生から主婦、フリーターまで、幅広い年齢層に人気の仕事です。「美味しいパンが好きなだけ食べられる!」「パンの製造に携わってみたい!」という理由でアルバイトを希望する方も多いでしょう。

パン屋のバイトの仕事内容ややりがい、苦労、どんな人に向いているかなど、経験者の体験談をもとに詳しくまとめました。「パン屋さんで働いてみたい!」という方は応募前に目を通してみてください、

パン屋バイトの主な仕事内容

パン屋のバイトの仕事は個人店かチェーン店かなどそのお店によっても異なりますが、基本的な業務内容は以下の通りです。

なお、カフェが並列された店舗の場合、ドリンクづくりなどカフェ業務も仕事内容のひとつとなります。

パン屋バイトをしていて大変なことは?

パン屋のアルバイトでまず覚悟しなければならないのが、早朝からの勤務であるということです。営業前の準備や仕込みなどを手伝う場合、バイト社員も朝の5~6時からのシフトを入れられる場合もあります。
材料となる小麦粉や重さのある天板、焼き上がったたくさんのパンをトレイに乗せて運ぶなどの重労働もあり、体力が求められる仕事です。

売り物のパンにはバーコードがついていないものがほとんどですので、レジ打ちの際にはパンの名前と値段をしっかりと覚える必要があります。季節ごとに新商品が出るので、パンの種類も少なくありません。

パン屋バイトをしていて感じるやりがいや魅力は?

パン屋のバイトの魅力について聞いてみると、「お得にパンが食べられる」「余ったパンは無料で持って帰れる」「新作商品の試食ができる」といった声が多数寄せられました。これを目当てにパン屋バイトに応募するという方はやはり少なくないでしょう。中には衛生面の関係で持ち帰りを禁止している職場もあるので、応募の際にはしっかりと確認しておきましょう。

元々パン作りやお菓子作りに興味があるという方にとっては、パンの製造を学べる職場でもあります。お店で学んだ知識を活かして、自宅でのパン作りが趣味になったという方もいます。

また、早朝から働くぶん閉店時間が早いお店も多いため、朝型の人にとっては午後からの時間を自由に使えるというメリットもあります。

パン屋バイトに向いている人は?

パン屋のバイトを始める場合、パンが好きであることが第一条件です。よく通っているパン屋など、お気に入りのお店があるならそこの求人から探すと、お店に愛着があるぶん面接時にもお店側に熱意が伝わりやすくなりますし、採用後には商品の覚えも早くなるでしょう。将来的にパン職人を目指したいという方にもぴったりのアルバイトです。

また、接客業となるのでお客様とのスムーズなコミュニケーション能力や人当たりの良さ、丁寧な言葉遣いができるかなど、ビジネスマナーの基本が備わっているかどうかも重要となります。

パン職人になるには作る技術だけではダメ!

パン屋でのバイト経験者16名の声

焼き上がったパンを袋詰めして並べる

らら(38歳 専業主婦)


一年ほどパン屋でアルバイトをしていました。求人雑誌を見て、自宅から近かったことと、未経験でも可能だったので応募しました。平日の9:00~12:00までの勤務だったので、私の希望する時間帯だったことも決め手でした。

焼き上がったパンを袋詰めしたり、デコレーションをしたり、バーコードシールを貼って陳列するのがメインの仕事です。混雑時には助っ人でレジの手伝いもしていました。

パンとは言え、トレイで一気に焼き上がったパンを運ぶのが重労働で大変でした。あと、服や体にパンの匂いが染み付きます。

でも、残ったパンをもらえたり、新作の試食ができて良かったです。また、パンの作り方も見たりと勉強になりました。

お店を掃除する

さらさ(47歳)


パン屋でのバイトを2年していました。きっかけは家の近くでよく買いに行っていたパン屋さんで、夕方から閉店まで働くひとを募集していることを家族から聞いたからです。勤務時間は平日の16時~18時と、日曜の8時~11時です。

仕事の内容はパンの販売、焼き上がったパンの陳列、掃除、紙袋にハンコを押すなどの簡単な作業です。バイトを始めた当初大変だったのは商品と値段を覚えることです。レジが値段と個数を手打ちするものだったので、値段を覚えないと販売ができなかったからです。

でも、大好きなパンだったので徐々に商品もお客さんも覚えていき、お客さんとのコミュニケーションも楽しくなってきました。売れ残ったパンがもらえるので、家族も楽しみにしていました。
また、パンを作っているところを見て、「パン屋さんって早起きだな」「このパンはこうやって作られるんだな」など新しい発見も多かったです。機会があればまたやってみたいです。

接客をしていました

ブイ(34歳 事務職)


高校生の頃、初めはスーパーのレジのアルバイトとして始めました。レジを担当していたのですが、併設されたパン屋さんのアルバイトの方が急にやめてしまって代わりに入ったことからパン屋担当に代わり、そこから1年ほどパン屋で働きました。

勤務時間は夕方4時ごろから9時頃までで、パンを焼く業務は昼で終わってしまうので、主にパンを一つ一つ個装したり、パン屋のレジ打ちや接客が主な仕事です。

特に大変だと思ったことはなく、むしろ楽しかったです。次の日に使う用具の用意や売れ残ったパンを、いくつかにまとめてお得用としてスーパーの方に持っていったりすることもありました。帰り際に売れ残ったパンをいただくことなどもあり、本当に楽しかったです。

総菜パンを作っていました

くみこ(33歳 事務職)


学生時代に2年ほどですが、地元のパン屋でバイトをしていたことがあります。きっかけは大学に入ったら何かしらアルバイトを経験したい、という欲求からでした。親の紹介で近所のパン屋にバイトさせてもらうことになったのです。

平日は講義があるので、土日の朝5時から正午まで裏方で惣菜パンの加工・製造を担当していました。定休日が木曜の店でしたが、休み前の水曜日は大口の注文をさばくため、時々水曜日にもシフトを入れていました。

やはり朝が早いので、冬場になると寒くて真っ暗な中を出勤しなければいけないのが地味にしんどかったです。

ただ、帰るときに余りそうなパンを5つくらい持って帰れるのと、普通に買いに来たとき割引してもらえるのがよかったです。
また、クリスマスの時期だけ普段は焼かないケーキを製造するのですが、そのクリスマスケーキを無料でもらえたときはとても嬉かったのを覚えています。

サンドイッチやドーナツを作っていました

nautilus1(48歳 自由業)


パン屋でのバイトは約5年間続けていました。もともと料理が好きだったこともあって、それを活かせると思い始めました。勤務時間は朝6:30~15:00くらいまでです。休日は原則週に1日ですが、2週間働いて1日休み、3週間働いて1日休みというときもあり、「バイト」とは呼べない状況でした。

仕事としては主にサンドイッチを作ったりドーナツを揚げたりで、あとは食材の仕込みや買い出し、洗い物をやっていました。

パン屋のバイトで大変なことは、すべてが時間ごとに細かく区切られているので、「何時までにこの仕事を終わらせて、次にこの仕事をやって…」という感じになり、見た目よりもハードでずっと動き回っていないといけません。

パン屋で働いてみてよかったことは、お店の新作パンの製作に関わることができたり、割引価格でパンが購入できることです。また、バイトを始めたことでパンに対して興味を持つようになり、簡単なパンは自分でも作るようになったのもよかったです。

レジの対応が中心でした

はな(47歳)


よく通る道にカフェと併設された美味しくておしゃれなパン屋さんがあり、よくテイクアウトでサンドイッチを買っていたのですが、ちょうど求人を見つけたので働くようになりました。働いた期間は大体1年半です。フルタイムで働いていました。シフト制で、朝7時から13時、9時から18時、11時から9時を順番に担当しました。休みは週に2回です。

販売だったのでお客さまのレジ対応を中心に、焼きたてパンの品出し、トレイやトングの洗浄、パンのスライス、掃除などが主な仕事内容でした。

とても人気のあるパン屋さんだったので、とにかく忙しくて混雑しているときはレジに長蛇の列ができていました。そのような時はつい流れ作業になってしまい、いろいろ注文が重なるとミスをしたり、品物を入れ忘れてしまうこともありました。

季節のイベントでは特に盛り上がるお店で、バレンタインの時の商品は特別にラッピングもこだわって販売したのですが、後からお客さまに「あのときのラッピングがとても素敵だった」と言っていただいたのがとても嬉しかったです。

9ヶ月勤めました

あっこ(28歳)


パンやケーキを作るのが好きで、それでも月に一回作るぐらいでしたが、パン屋の募集をずっと探していました。かれこれ9ヶ月、パン屋でバイトをしています。

早番だと朝の6時から始まるのでハードに見えますが、早くから入ると上がりも早いので意外と時間を有効に使えます。

朝から仕込みの人が生地を作り、成形担当が分割して成形して、窯担当が焼いてお店に出す感じです。

パン屋の大変なところは、焼きあがったパンの失敗作の失敗原因が分からないこともよくあるということです。色んな原因が考えられ、結局は試行錯誤を重ねてパンを作ります。

でも、すごく綺麗にできた時は本当に嬉しいです。まだ9ヶ月の私でも、パン愛が出てきてパンの気持ちになって作るようになってきました。

洗いものや掃除がメインの仕事でした

はやこ(33歳 主婦)


私が高校生3年から28歳頃まで10年くらいパン屋でアルバイトをしていました。アルバイトを始めたきっかけは、私の友達がそのパン屋でアルバイトをしていて、友達に紹介してもらったことです。

そのパン屋は年中無休だったので、定休日などはなく、私は週5働いて平日火曜と水曜にお休みをいただいていました。学生の頃は16時~20時半までで、卒業した後は9時~16時まで働いていました。

仕事内容は、パンの販売やトレーやトングの洗いものや掃除がメインです。

パン屋でバイトをしていると、匂いが衣服についてしまったり服が汚れてしまうことがあるのが困りました。

しかし、パン屋ではお腹が空いた時に好きなパンを食べて良かったですし、残り物のパンは持ち帰りOKだったので食費が抑えられて良かったと思います。

仕事は主にレジと閉店前の掃除でした

まるこ(28歳 事務職)


パン屋のバイトは1年間ほど続けていました。パン屋のアルバイトを始めたきっかけは、サークルの先輩に紹介されたためです。勤務時間は、基本的には夕方5時から夜9時まで、休日は水曜と木曜でした。

パン屋のバイトの仕事内容は、主にレジと閉店前の清掃です。

パン屋のバイトをしていて大変なことは、クリスマスの前になると、クリスマスケーキのノルマがあったことです。このノルマを達成できることはほとんどありませんでした。

パン屋でアルバイトをしていて良かったことは、閉店時に残ったパンを安く売ってもらえたことです。また、パンの製造についても学べるのもよかったです。

お客様のパンをトングで袋に入れるのが好きでした

バナナ(38歳 主婦)


学生時代のことですが、大学の近くにあったパン屋でバイトを始めました。田舎にしてはちょっとおしゃれなパン屋で、ある日パンを買いに寄るとバイト募集のチラシが貼ってあり、翌日にはすぐに電話をし、週3ほどのバイトが始まりました。通常は授業が終わった夕方から、土日の場合は朝からのシフトでした。

パン屋のバイトの主な仕事は、レジ打ち、お客が購入したパンを袋に入れる、でき上がったパンを店内に並べる、少なくなってきたパンなどをまとめるなどです。

パンの値段を全て暗記してレジ打ちしなくてはいけないので、最初の頃はかなり緊張しました。

遅い時間のシフトだと余ったパンをもらえるのが嬉しかったです。あと、お客さんが購入したパンをトングで透明のビニール袋に入れる作業が無性に好きでした。

併設のカフェで接客をしていました

ゆみ(33歳 専業主婦)


大学在学中、お小遣い稼ぎに始めたパン屋のアルバイトは2年ほど続けていました。シフト制で自分の好きな曜日、時間帯が比較的希望通りになるので働きやすかったです。

主な仕事内容はパンの販売と、店内にカフェが併設されていたので飲み物の提供でした。

比較的人気のあるパン屋だったのでたくさんのお客様が来店します。夏場は飲み物も飛ぶように売れて、パンの販売と飲み物の提供を同時にこなさなければならず猫の手も借りたいほど忙しかったです。

そんな中でも焼きたてのパンの香りに包まれてのお仕事は同年代の同僚が多く、バイト以外にも外で会って遊びに行ったりと、とても楽しいバイト生活でした。店長や社員の方も優しい方ばかりで恵まれた環境の中バイトをすることができました。

新商品のパンの名前を覚えるのが大変でした

ゆり(40歳 事務職)


パン屋さんでのアルバイトをしていたのは、大学1年生の時の1年間です。別の支店で働いていた友達に誘われたのがきっかけで働き始めました。

働いていたのは主に平日と土日のどちらかで、週に3日か4日程度でした。平日は授業終わりに16~17時から20~21時まで、土日は5~6時間働いていました。

パン屋での仕事内容は、焼きあがってきたパンをトレイに並べたり、レジをしたり、袋詰めをしたり、食パンをスライスするのが主でした。他にはトレイを洗ったり、掃除をしたりなどの業務もありました。

季節や月ごとなどにどんどん新しい商品が出るので、名前と味を説明できるように覚えるのが大変でした。

この仕事のいいところは、やはり美味しいパンを食べる機会が多くて、たまにはトッピングなどのお手伝いをさせてもらえたことです。もともとパン作りが趣味だった自分には役立つことも多く嬉しかったです。

翌日の仕込みの補助を任されていました

りお(31歳 専業主婦)


人生で初めてのアルバイトがパン屋でのアルバイトで、約4年間働いていました。何かアルバイトを始めようと考えていたとき、料理やお菓子作りが好きだったので、パン屋の求人を探しました。勤務時間は平日と土曜日の8時から13時までの5時間、もしくは14時から18時までの4時間というシフトです。お店がお休みの日曜日はアルバイトもお休みで、他に週に1日から3日はお休みをいただき、週に3日から5日出勤していました。

仕事内容は、お店での接客とパン製造の補助です。接客はレジ打ちと商品の袋詰め、パン製造についてはパンの形成やサンドウィッチの製造、翌日の仕込みの補助などを任されていました。

パン屋での仕事は想像以上に体力を使います。大量の小麦粉を運んだり、重い天板や大きな器具を取り扱うことも多く、なかなか力を使う仕事でした。また、常に立っている状態で、お店と厨房を行ったりきたりしているので、数時間の勤務でも思っていた以上に大変です。

一方で、たくさんのパンに囲まれて仕事をするのはとても幸せで、自分が製造に関わったパンをお客様に食べていただけるのはとても嬉しいことです。とても楽しいアルバイトでした。

手の怪我が耐えない

はーくん(23歳)


パン屋のアルバイトは高校生のときに半年間だけしていました。調理に興味があって、ちょうど近くのパン屋さんが募集していたので始めました。主に土日朝から夕方まで働いていました。

バイトでは最初の頃はレジ打ちをしていましたが、慣れてきた頃にはパン作りを手伝わせていただきました。

パン屋バイトでは、まずパンの値段を覚えるのに苦労します。パンの製造でも生地を捏ねるのにとても力が必要なので大変でした。また、食パンを切るときに機械で切るのですが、たまに手を滑らせてしまって切ってしまったりと常に傷が耐えませんでした。

一生懸命やったぶん、パンがちゃんと焼けるとすごく嬉しかったです。パンの作り方を覚えられたし、いろんなパンを試食できたのが嬉しかったです。

食パンのスライスは楽しかった

Mary(40歳 パート)


高校生の時に2年間ほど働きました。近所の商店街にあった昔ながらのパン屋さんがあり、「アルバイトしたらパンがもらえるかなぁ」という軽い気持ちで初めてのアルバイトをしました。かなり昔のことなので勤務時間や休日は覚えていませんが、その頃は関西から引っ越してきたので、長いお休みに遊びに行くためのお金を貯めたかったのでシフトはできるだけ出ていました。

パンの焼き上がりの美味しいにおいや朝早くから朝食にと買いに来てくださるお客さん、お昼ご飯や明日の朝食にと、色んな人が喜んで買って帰ってくれるのが嬉しかったです。食パンのスライスも初めは怖かったけど慣れれば楽しかったし、未だに食パンを見ると『〇枚切りは〇cm』と思い出してしまったり、コッペパンにジャムを塗ったり、トッピングを手伝ったりと楽しい思い出ばかりです。

タダでパンをもらえることもやっぱり嬉しかったです。その時はケーキも販売していたので、混雑時のケーキの注文、レジ、袋詰めになったときは大変でしたが、それだけたくさんの方が買いに来てくださっていた証拠です。今は小さい子がいるので長い時間は働けませんが、また機会があればパン屋さんで働きたいです。

ベーグル記事の成型をしていました

windvalley(29歳 事務職)


ベーグル専門店では約5か月働いていました。以前パートで働いていた大手の会社の尊敬している上司がその会社を辞め、「自分のベーグル店を始めたので一緒に働かないか」と誘いを受けたのがきっかけです。

勤務時間は朝6時から10時までの4時間で、私は掛け持ちで働いていたので週1日だけの勤務でした。

ベーグル店のバイト内容は、主に厨房で前日に仕込まれたベーグル生地の成型がほとんどで、少し残った時間で開店前の店内の清掃などを行います。

大変だったのは、やはりなんといっても朝の時間の早さです。最初はできると思っていても仕事に慣れれば慣れるほど朝起きるのは、きつくなっていく気がしました。私の場合は掛け持ちだったので、働くならパン屋一本に絞った方が良いと思います。

ベーグル店の良かったところは、やはり上司の人柄の良さとベーグル作りの楽しさだと思います。上司にできあがりを誉められたときは本当に嬉しかったです。

パン屋のバイトはきついけどパン好きにはたまらない仕事

パン屋のバイトは体力的にも精神的にもハードですが、パンが大好きな人にとってはまさに天職。
業務に慣れるまでには苦労するものの、「好きな事を仕事にしたい!」という方は応募してみる価値ありのアルバイトです。