処世術

幹事が会社の飲み会を上手く進行するコツと体験談15

会社の飲み会で幹事を任されたけど、何をすればいいのか?上司や先輩に失礼がないように飲み会を進行するようにしたい、そんな不安な方の為に、幹事として心得るコツと、幹事をしたことがある社会人から聞いた体験談を紹介します。飲み会の幹事に選ばれたら参考にしてみてください。

会社の飲み会で幹事を任された!

社会人として働いていると、会社の飲み会で、幹事を任されることがあると思います。
幹事は会社の飲み会を進行する重要なポジションです。華やかな役割でありますが、いざ幹事になると不安になる方もいるのでは、と思います。

そこで、「会社の飲み会で幹事を任されたけど何をしたらいいか」「心得るコツは何か」についてお話しします。忘年会・新年会・歓迎会で幹事をする方は、役立ててみてください。

会社の飲み会で幹事がする仕事と心得るべきコツ

会社の飲み会で幹事が行う仕事は色々ありますが、具体的にどんなことをするのでしょうか。やるべきことを4つ紹介していきます。

1 飲み会の日程とお店を決める

初めに飲み会の日程を決めます。仕事やプライベートの予定を抱えている人も多いので、飲み会に参加する人から予定が空いている日を直接聞いて、目上の人から順番に優先していくと良いです。

次にお店選びですが、お酒の好き嫌いが分かれるのでビールだけではなくカクテル・焼酎・日本酒など、飲み物の種類が豊富なお店を選ぶと良いです。また、料理も同様に、種類が豊富であれば良いのですが、飲み会の参加者で、お酒を飲まない人の意見を聞いてから選ぶことをお勧めします。

また、お店を選ぶ際、以下のことも忘れずに確認をしましょう。

日程とお店が決まったら、飲み会の予定をお知らせすることになりますが、飲み会当日の1週間前までにすると飲み会に参加する人も予定を立てやすくなります。

2 飲み会の場では、飲み物・料理が来ているか確認する

飲み会が進行中に、幹事が気をつけないといけないことが、注文した飲み物や料理は問題なくテーブルに来ているかです。

全員に飲み物が渡っているか、頼んだ料理がテーブルにあって取り分けされているか確認するようにしましょう。もし、来ていない飲み物や料理があったら、店員に連絡するようにしましょう。

3 飲み会が始まる前に会計を集める

飲み会の会計で支払うお金は、飲み会が始まる直前にテーブルで集めるようにしましょう。

飲み会の参加者が用事で帰った、お酒に酔っていてお金を払ったか覚えていない場合でも、既に会費を受け取っているので、支払いに漏れがなくなりレジに集めたお金を渡すだけで会計が済むようになります。金銭的なトラブルを避ける為に、会計が済んだら領収書を必ずもらうようにしましょう。

4 飲み会後の二次会の案内をする

飲み会が終わった後、まだ飲み足りない、残業などで遅れて飲み会に参加した人の為に、二次会の案内も幹事がすることになります。

二次会のお店は、どこがいいかあらかじめ調べておくと良いでしょう。一次会のお店の近くがオススメです。

次の日の予定があるので一次会で帰りたい人もいますので、二次会は基本、自由参加という形にして皆がお店を出たタイミングに「二次会に行く方は、私に着いて来て下さい!」と気軽に誘うと良いです。

会社の飲み会の幹事でやったことを体験談から紹介

会社の飲み会で幹事を経験したことがある社会人のうち、20~40代の方から幹事として気をつけていたことを体験談として纏めてみました。飲み会の進行に役立てれば嬉しいです。

20代が語る会社の飲み会の幹事でやったこと

飲み会幹事はお店選びに気を使う

まるねこ(28歳 事務職)


会社の飲み会で幹事を任されたら、前回の飲み会のお店と雰囲気がかぶらないようにお店を選び、料理や飲み物は足りているか気を付けています。
お店がなかなか決まらなかったら、会社の皆にどんなお店がいいか、聞いてみるのも良いと思います。

会計は必ず予算内で収めた方がいいです。これは、追加で会費の徴収が発生しないようにする為です。

他に気を付けていることは、利用しているお店に取引先のお客さんがいないかどうか。
トイレに行く時などに周囲を見渡しています。

飲み会の幹事も会社の仕事のひとつ

どらえもん(29歳 会計)


飲み会の幹事も会社の仕事の一環として割り切り、しっかりとした段取りを心がけました。
まず、お店選びとしては、周りがうるさすぎない場所を選び、お酒が飲めない人、お酒が好きな人のことも考え、ソフトドリンクからお酒の種類まで、豊富なお店を見つけました。

料理や飲み物は、皆が揃ってから頼み出すのは時間もかかり大変なことと、早めに切り上げたい人のことを考えて2時間ほどのコースを選ぶようにしています。

会費の回収は、参加者が多いと誰がまだ会費を出していないかが分からなくなる、酔っぱらって会費を払ったか覚えていない人がいた、といったことがあるので、最初に行うことが鉄則です。

飲み会中、幹事が最も気を付けなければいけないことは、飲み物が空いている人がいないかチェックすることです。飲み物が空いている人を見つけたら、すぐ追加をするようにして、飲み会を進行させましょう。

幹事は上司からの信頼を得る為の大事な仕事

なつごま(28歳 接客業)


第一前提として海鮮料理や肉料理だけのお店を選ばない様にしています。好き嫌い、良い悪いが分かれるのと、新入社員の負担にならない為です。

幹事をする際、通路側の席に座る事を重視するようにしています。
注文を取る、要らない皿やグラスを下げる、店側と話すなど常に気を配る必要があるからです。本当なら上司の隣が良いのでしょうが、幹事となれば話は別です。

会費は、飲み会が始まる前に回収しています。お酒が入るとお金を払ったか分からなくなってしまう人がいるためです。

他にも、上司のグラスが空になっていないか、一人になってしまっている人がいないか、幹事として気を付ける事は沢山ありますが、達成感と上司からの信頼を得る分、見返りも大きいです。

大変ではありますが頑張った分は必ず返ってきます。

会社の飲み会の幹事も経験のひとつ

タンポポ(27歳事務員)


会社の飲み会は、人数が多く年齢の世代も幅広いです。お店選びは、やっぱり居酒屋が無難ですね。大人数が入れるところを探します。
お酒を飲まれる方が多いので、お酒の種類が豊富で、且つ料理の評判もいいお店を選ぶようにしています。

飲み会の最中で気を付けていることは、自分がお酒に酔わないことです。
幹事として、会社の飲み会を最後まで進行させる責任があるので、お酒は控えめにします。

会費は1人あたりが支払う金額を、分かりやすい数字にしてから回収するようにしています。

周りをよく見て、お酒の注文などを配慮したり、上司に気を遣ったりと、会社の飲み会の幹事は初めてやる時は大変ですが、「これも経験のひとつ」と思って頑張ってください。

乾杯後の挨拶は幹事の鉄則

やまま(27歳 保育士)


私は会社の飲み会で幹事をする時、まずは人数を把握した上で、飲み会に参加する人の家庭状況を把握するようにしました。
お店は基本落ち着いた雰囲気の場所を選びますが、小さなお子様がいる方、新婚さん、新卒で実家暮らし、などと皆状況が違うのでお店は、上司にだけ合わせるのではなく、駅の近く、または会社から近くてすぐに電車に乗れる場所を条件に、お店を探します。

飲み会の前日は、参加者全員に場所、時間、料金を連絡して確認ができるようにしておきます。

乾杯後は、「一人ずつに一言ずつでも挨拶をして話しかける。」これは鉄則です。
上司にはもちろんですが、後輩に気を使わせないように「大丈夫だよ!」「帰るときに一言言ってね!」と声をかけておくと、相手も気負わず話をしてくれます。

他に気を付けていることは、最後にお店を出るようにして、これから帰る人に必ず「今日はありがとう!」とお礼を言います。
これだけ押さえておけば皆がリラックスして楽しく飲み会を過ごせるようになります!

会社の飲み会で幹事が気を付ける事

ジョン(24歳 会社員)


会社の飲み会で幹事をして一番大事だと思ったことは、お店選びでした。
私の場合、必ず条件としたのが、完全個室のお店です。早めに予約をする必要があるので、飲み会の1か月前に参加者として来られる方で、一番偉い方に確認を取り合わせる事にしました。

冬でしたので、メニューは鍋が料理として出てくる飲み放題のコースを選んで時間より質を重視しました。

これから会社の飲み会で幹事をやられる方にアドバイスをしますが、お店は完全個室で料理は質を重視することをお勧めします。

30代が語る会社の飲み会の幹事でやったこと

幹事が抑えるべきポイント

ぽぽろん(34歳 事務職)


まず、一番困るポイントとなる店選びですが、私の場合は幹事の特権を生かして、普段行けないようなところや行ってみたかったところを中心に、お店を自分でピックアップし会社の皆から、どんなお店がいいか聞くようにして店を選ぶようにしています。

他に気をつけているポイントは、飲み会に参加する人は年齢や性別が違う為、鍋のような皆で箸をつついて食べる料理は出来るだけ避けるようにしています。

飲み会中は幹事として、グラスの空きはないか、人の話を聞くことにも注意を払います。
メニューは飲み放題やコースにしておけば、おおよその合計額を把握できるので会計しやすくなりますので、飲み会の進行がスムーズになります。

飲み会は時間が長すぎるのも良くないので、3時間位と時間制でスケジュールを立てるようにして、みんなが帰りやすいように配慮します。
その際、まだ飲み足りない人は二次会に誘うといいですよ。

会社の飲み会で幹事を任されるのは、多少プレッシャーに感じることもあると思います。どうしても困ったら、先輩などにアドバイスをもらうのもいいと思います。

会社の飲み会で幹事をやると仕事がやりやすくなる!

あか(34歳 主婦)


会社の飲み会で幹事をする際は、最寄り駅から徒歩3分以内のお店を選ぶようにしています。

飲み会中は、なるべく色々な人と話せるように、様子を見て1時間ほどで席替えをするなどして進行します。

会計は、年齢に関係なく割り勘にして、金額を書いた封筒を回し回収するようにしています。お金の回収もれがなく、楽に回収できます。

また、二次会の場所も事前にチェックしておくようにしています。大人数で入れるお店はなかなかないので、事前に知っておくと困りません。

会社の飲み会の幹事は大変ですが、色々な人に頼りにされ仲良くなるので、今後の仕事がやりやすくなると思います。

深くは考えず幹事をやりましょう

ナチュラ(34歳 営業)


会社の飲み会で幹事に選ばれても、普通に会話できるお店を選ぶようにしています。飲み会は親睦を深めることが第一の目的だと思っているからです。
ですので、飲み会中は、1人で飲む人が出ないように話題を振るようにしています。もちろん、強引になりすぎない程度に話しかけることがポイントです。

会計では、事前に会費を徴収して予算オーバーにならないようにします。もし、予算を超えてしまった場合は、レシートを見て原因を探りますが、上司が出してくれるケースが多いですね。
次の日が休みなら、二次会をやることがありますが自由参加にしています。

新入社員の人は、会社の飲み会で幹事を頼まれることもあると思いますが、困ったら物怖じせず先輩達に相談してみることをお勧めしますよ。
仮に相談に乗ってくれなかったとしても、深く考えず、気軽に幹事をすればいいです。
もし、失敗したとしても後々笑い話になるだけですから。

会社の飲み会は誰でも楽しめることが大事

りんご(36歳 営業事務)


会社の飲み会の幹事としてお店を選ぶ際、飲み放題のプランがあって、お酒と料理の種類・品数が多いお店を選びます。お酒も料理も人それぞれの好みがあり、お酒が飲めない人は料理を楽しめるようにする為です。
女性向きのメニューがあれば尚良いです。

飲み会中は、飲み物のグラスが空になっていないか、灰皿が一杯になっていないか、取り皿は足りているか気をつけるようにしています。
料理を取り分ける際は、男性を中心に分けるようにしています。

会計後は、回収した会費にあまりが出たら、飲んでいない人や仕事の都合で飲み会に少ししか参加できなかった人へ渡すようにしています。

幹事として、会社の飲み会を進行することは慣れが必要ですが、人の動きを見る良い勉強の機会だと思いますので挑戦してください。

40代が語る会社の飲み会の幹事でやったこと

飲み会に参加する社員の気持ちになる

ハマゾウ(46歳 管理職)


飲み会に参加する人の気持ちになって、会場を選ぶようにしました。
上司と一対一で語る飲み会であれば個室で静かなところ、飲み会に参加する社員に腰が悪い人がいたら掘りごたつの店を、飲み会の会場に選ぶようにしています。

また、料理とお酒は、飲み放題コース料理を選ぶと、注文の手間が省け幹事の負担が減ります。値段については、安すぎると良い料理が出てこないことが多かったので、値段が高いコースを選ぶようにしています。

学生時代の飲み会とは違い「安ければいい」という発想は捨て、飲み会に参加する会社の皆さんに満足してもらうように幹事をやっています。

会社の飲み会で幹事を任された場合

いぐみ(40歳 事務職)


飲み会のお店選びは、飲み放題プランがついて、適度に移動できるスペースがあるお店を選ぶようにしています。会計がしやすくなることと、沢山の人がまんべんなく会話をしやすいようにする為です。
また、料理や飲み物で、まだ来ていないものはないか気を付けています。

会計では、正確にお金を回収できるように必ず出席リストを作成して、出席者が飲み会の会費を支払っているかチェックできるようにしています。

時期にもよりますが、歓送迎の時期などは混んで直前だと予約できないことがあるので、飲み会の幹事を任されたらなるべく早く準備をすることをお勧めします。

飲み会の幹事の心得

もこたまのん(44歳 看護師)


幹事になったら、まず参加する人数・年齢・男女比を確認します。
人数が多ければ、全員を見渡せて色んな人と話せるようになる宴会場、参加者の年齢層が高ければ上品で静かな店、女性が多かったらSNS映えする綺麗な、かわいい店をチョイスします。

飲み会が始まる直前に、乾杯する人、歓送迎会でプレゼントを贈るタイミング、コメントの時間、最後のしめの言葉、等を飲み会中にリマインド出来るよう確認しています。

会費は、飲み会の後に徴収すると「酔っ払って払い忘れた」なんてこともあるので、お店に入ったと同時に徴収した方がいいです。

幹事だと状況判断が必須なので、お酒は仕切れるくらいの正気を保てる程度に飲み、料理の進み具合、飲み物がちゃんと行き渡っているか、皆に声掛けします。

飲み会が楽しかったと印象付けると、一目置かれる存在にもなります。
幹事は得意・不得意もありますが、美味しいお店を見つけ色んな場を仕切るという、自分のスキルアップにもなるので是非やってみてください!

楽しい飲み会を

ちゅうくらいちゃん(40歳 事務職)


会社の飲み会で幹事を任された時、お店選びは職場から徒歩圏内であることを第一条件に考えます。
その際、お部屋の広さに気を付けるようにしました。座敷の個室と、一人当たりのスペースに余裕がある部屋、小洒落た居酒屋を選べば大丈夫だと思います。
食べログやぐるなびのクチコミを参考にする方法もありますが、必ずしも正しいことが書かれているとは限らないので、私は当てにしないようにしています。

歓送迎会なら主役となる人を中心に考え、贈り物を用意して、参加者全員の自己紹介といった段取り。忘年会や新年会なら、社内の一年を振り返るような催しを企画します。

飲み会の会費は事前に集めておき、ラストオーダーの時に支払いを済ませることで、効率よく会計するようにしました。

新入社員の皆さんは今後、会社の飲み会で幹事をやる機会があると思いますが、幹事は数をこなして経験を積むことが大事ですので頑張ってください。

幹事としての心得

ミック(44歳 営業)


私はよく幹事を任されるのですが、お店選びの基準は一人3000円以上にならないリーズナブルな店、貸し切りが出来る店、大人数なのでトイレがしっかりしている店ですね。

飲み会中に気をつけている事は、皆が楽しめているか、独りぼっちの人は居ないか、セクハラ紛いの事を隣でされてないかを常に確認する事です。

飲み会後の会計は、スムーズに集金が出来るよう、終了10分前に数名でお金の徴収をしています。

会社の飲み会で気を付けるべき事は、決して説教大会や愚痴大会にならない事、女性が酔った男性によって嫌な思いをしていないかという事です。

お財布に優しくも、終わった後にとても楽しい飲み会だったという気持ちになれるよう常に気を配っていました。

会社の飲み会で幹事をすることも仕事の一つ

会社の飲み会の幹事は、飲み会の予定を立てたり、周囲の状況をよく見て気遣いをしたりと、やることが多く忙しい分、飲み会を上手に進行できると大きな達成感を得られます。

最初のうちは、どうしたらいいのか分からず、大変かと思いますが、数をこなすことで、計画性や状況判断力が磨かれ、目上の人から信頼されるようになります。会社の飲み会の幹事は、仕事の一つとも言えるので、しっかりと準備して楽しい飲み会になるよう臨みましょう。