処世術

飲み会後のお礼メールの書き方さらに信頼を厚くしよう

飲み会後に幹事が送るお礼メールの重要性について、また、言葉遣いに十分注意するべきであることについてご説明します。例文もご紹介しながら、飲み会後のお礼メールで触れるべきこと3点についても触れています。

会社の飲み会後のお礼メールは幹事として必須

飲み会の幹事を任された場合、当日までバタバタと準備に忙しくなることは間違いありません。そして、終わった後には解放感ですっきりということにもなるでしょう。しかし、飲み会は当日までが全てではないのです。

幹事としては、飲み会後にお礼メールを送らなくてはなりません。新入社員であれば、参加者全員が目上、あるいは同等の立場にいるということになりますから、とりこぼすことなく確実に丁寧なメールを送りたいところです。

せっかく飲み会当日までの準備をきちんと行って、大成功させたというのにも関わらず、飲み会後のお礼メールがなかったことによって印象が悪くなってしまっては努力が台無しになってしまいます。自身の信頼をさらに厚くするためにも飲み会後のお礼メールはしっかりと送るようにしましょう。

会社の飲み会後に参加者に送るメールの例文

実際に、飲み会後に送るお礼メールに使える例文を見ていきましょう。

皆様、昨日はお忙しい中、お集りいただき誠にありがとうございました。

私の至らぬ点も多々ありまして、ご迷惑をお掛けした点もあったことと思います。
申し訳ございません。
今後、幹事として精進していきたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します。

重ねてお礼申し上げます。

このメール例文を基本として、多く支払ってくれた人がいれば、そのことについても触れておくといいでしょう。その時は必ず個人名と具体的な金額を出して、はっきりさせておいてください。

具体的な金額を提示する理由としては、その方が参加者全員にとってわかりやすいということが挙げられます。ただ「多く支払ってもらいました」と言うよりも、「2万円多く支払ってもらいました」と言う方が、感謝の度合いは大きくなるでしょう。

先日は、○○部長がご厚意で○○円支払ってくださいました。」などといった一文を追加すると良いです。

会社の飲み会後のお礼メールで触れておきたいこと

飲み会後のお礼メールで必ず触れておくべきことは、大きく分けて3点あります。その内容について、しっかりと押さえておきましょう。

1.参加してくれたことへの感謝の気持ちを書く

何より初めに書かなければいけないのは、飲み会に参加してくれたことへの感謝の気持ちです。例え飲み会の席で自分が何か大きな失敗をしてしまったとしても、まずは参加してくれたことへのお礼を述べましょう。謝罪はその後にするようにしてください。

飲み会後のメールは飲み会に参加してくれたお礼を伝えるためにあるものです。一番の目的は、参加してくれた人たちにお礼を言うことですから、まずお礼を言うことを忘れないようにしましょう。

2.自分が幹事として至らなかったことを書く

幹事として経験を積んでいないのですから、至らない点があったのは当然のことです。至らなかったということを素直に認めて、その上で謝罪の一言を述べることは必ずしておくべきです。ここに触れているかいないかでは、大きな差があります。

飲み会後のメールにおいては、至らぬ点がありました、というのは決まり文句です。この言葉がなければ、違和感を与えることになってしまいます。

自分は幹事として精一杯やったのだから、皆も満足しただろうとか、完璧だっただろうとか、そういった考えは捨てましょう。おごった考え方は周囲から疎まれてしまいます。

3.次も幹事をやらせてほしいということを書く

幹事をやらせてもらって本当によかった、これからも幹事をやらせてほしい、といったことを匂わせられるような一文を入れることも重要です。幹事は確かに大変な仕事ではありますが、学ぶことも多く、今までに関わったことのない人との関りを持つことができたりと、やるべきメリットがたくさんあります。

何より、せっかく幹事を任せてもらったのに嫌々やりました、とあからさまな態度をとっていてはいけません。これからも幹事をやらせてもらいたい、といった気持ちを持っていることをアピールしましょう。

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会社の飲み会後のお礼メールは言葉遣いに注意

飲み会後には参加者全員と大幅に打ち解けたような気がしたり、気分が高まったりして、言葉遣いがついつい乱れがちです。飲み会後にお礼メールを送る時は、いつも以上に書き方には十分気をつけてメールの文面を作成しなければなりません。

相手が目上の人だということを忘れずに

飲み会後にお礼メールを送る相手は、目上の人たちばかりです。そのことを常に意識しておく必要があります。普段ならば、目上の人たちに送るメールには二重敬語を使ってしまいそうになるくらいに過剰な敬語を使ってしまいがちですが、飲み会後のメールとなるとグッと砕けた表現をしてしまいそうになってしまいます。

宴会では気さくに接してくれたかもしれませんが、ビジネス上ではあくまでの上司と部下の関係であるということを忘れないでください。飲み会後のお礼メールでも、相手は目上の人であるという意識はしっかりと持ちましょう。

飲み会と飲み会後はきちんと区別する

飲み会で気分が良くなったり、上司や先輩と仲良くなったりしたとしても、そのテンションを飲み会後のメールに持ち込んではいけません。飲み会の席を楽しむのは悪いことではありませんが、それを翌日まで持ち込み、更にメールにまで反映させるのはNGです。

自分にとっては慣れない幹事の仕事から解放されたことや、飲み会が楽しかったことでついつい言葉遣いも砕けてしまうこともあるでしょうが、参加者からはどうしてそんなにはしゃいでいるのか、と冷ややかな目を向けられることになってしまいます。

飲み会の時のテンションやノリと、飲み会後に送るお礼メールの文面はきちんと区別をつけるようにしましょう。

会社の飲み会後のお礼メールを送る時のポイント

飲み会後のお礼メールは幹事として飲み会に参加してくれたことに対しての感謝を述べるだけでなく、不慣れな自分をサポートしてくれたことや、ミスに目を瞑ってくれたことなどに対するお礼の意味も込められたものであると言えます。飲み会に参加してくれた人たちにはお礼の意味を十分に込めたお礼メールにするためのポイントを整理してみます。

飲み会後のメールはすぐに送る

飲み会後のお礼メールは、次の日の朝に送るべきです。遅くなればなるほど、参加してくれた人たちは、幹事はどうして何も言ってきてくれないのだろう、と不審に思ってしまいます。飲み会後のメールは素早いことが大切です。

早く送ることによって、相手にとって好印象を与えることができますし、この人に幹事を任せて良かったな、と思ってもらうこともできます。ビジネスの面でも信頼を置いてもらうことができるでしょう。

幹事の仕事は一人ではできなかったことを伝えよう

幹事の仕事を思い返せば、全て一人でこなしたと言えるわけではないということに気が付くでしょう。必ず誰かが手伝ってくれたり、アドバイスをしてくれたりしたからこそ、飲み会を成功させることができたということを心に留めておきましょう。

飲み会後のお礼メールではその点についても触れておくといいです。今回の飲み会で、特に力を貸してくれた人がいるならば、その人たちの名前を個人的に挙げても良いでしょう。そうすることで、次の機会にまた快く手を貸してくれやすくなります。

多めに払ってくれた人への感謝を述べる

もし多めに会費を払ってくれた人がいたのであれば、そのことに対しては必ず触れておくべきです。飲み会の当日には、誰が多めに払ってくれたのか全員がわからない場合もありますし、翌日になればそのことに対する記憶も薄れている可能性があります。

飲み会後のお礼メールにおいては、参加者たちに多めに会費を払ってくれた人への感謝の気持ちを喚起させるためにも、絶対に感謝の言葉を述べておくべきであると言えます。多めに払った人も、自分の厚意に対する感謝を受け取ることができて嫌な気分になることはありません。

飲み会後のお礼メールは会えない人とも信頼を築ける

飲み会後にメールを送っても、それだけで終わらせるのは少し礼儀として足りません。直接顔を合わせる距離にいるのであれば、お礼メールに加えて翌日の朝に「昨日はありがとうございました」と一言声をかけられればベストです。

ですが、部署が違ったり、その日に出張に行ってしまったりと、どうしても飲み会後に会えない人たちには、やはりお礼メールを送るのが信頼関係を厚くする上で有効であると言えます。飲み会後にメールを送らずにいるのはマナー違反にあたりますし、次に飲み会を開く時にあまり良い雰囲気になれなくなってしまう可能性もあります。

会社の飲み会後のお礼メールは幹事の最後の仕事

飲み会後のお礼メールをきっちりと送ることによって、幹事は全ての仕事を終えたと言えます。ですから、あらかじめ飲み会後にどういったメールを送るか考えておきましょう。飲み会後にお礼メールを送ることは決まっているのですから、前もって準備しておくことをおすすめします。

飲み会後には、羽目を外したくなることも多くあります。ですが、幹事としては最後まで仕事をやり遂げなくてはなりません。慣れないうちは、幹事はここまでするのか、と最初は驚いてしまうことも色々あるでしょうが、最後までしっかりと役目を果たしましょう。