エステティシャンで良かった!仕事内容体験談15

美容と健康に興味がある人はエステティシャンが向いているかも知れません。先輩たちが語ってくれたエステティシャンの仕事内容体験談をまとめました。苦労や大変なことの他、仕事のやりがいも分かります。エステティシャンになりたい人はぜひ参考にしてください。

エステティシャンで良かった!仕事内容体験談15

エステティシャンの仕事内容はやっぱり大変?

いくつになっても美しくありたいと願う女性の手助けをするエステティシャンは、女性の美をとことん追求する知識と技術を兼ね備えた美のプロフェッショナルと言えるでしょう。

今回は、そんなエステティシャンが行っている日常の仕事内容をご紹介します。仕事のやりがいも大変なことも交えた体験談を先輩たちが語ってくれました。エステティシャンになりたい人は、ぜひ参考にしてください。

エステティシャンの仕事内容

ここでは、先輩たちが教えてくれたエステティシャンの具体的な仕事内容を見ていきます。一般的にただマッサージなどの施術をするのが仕事と思いがちですが、お客様のカルテを管理する事務系の仕事や部屋の掃除、使ったタオルの洗濯なども行っています。新しい技術の習得や流行を取り入れるための講習会に参加するなど、お客様に喜んでいただく為の努力もしていることが分かります。

女性の頭をマッサージするエステティシャン

  • 掃除
  • 備品の管理
  • ミーティング
  • タオルやガウンの洗濯
  • 器具の洗浄・消毒
  • カウンセリング
  • 生活習慣改善の相談
  • 顔やボディの施術
  • ホームケアの提案
  • お客様の予約を取る
  • お客様のカルテ管理
  • 街頭でのビラ配り
  • 化粧品などの商品販売
  • 講習会の参加
  • 電話対応
  • クレーム対応
  • ポップ作り

エステティシャンが仕事で大変だと思うこと

先輩たちが寄せてくれた体験談から、エステティシャンは美を作りだす技術者であると同時に、営業も大切な仕事のひとつであることが見てとれます。次回の施術予約獲得や化粧品などの販売実績が報酬に響いてくるので、施術のかたわら常にアンテナを張って、お客様が途切れないように営業活動を行う必要があるのです。

エステの制服を着た女性

また、お客様が感じる「施術の効果」が、エステティシャンの考えと微妙にずれることがあることも悩みの種と言えるでしょう。お客様が望む効果の現れがどの程度通えば感じられるようになるのか、施術前のカウンセリングの際に目安を示すようにしてください。これを怠ると、「全然痩せない」などと施術をしたエステティシャンの評判を落としてしまいかねません。

お客様の心をつかんで少しでも長く通ってもらうためには、エステティシャンとして施術の技術を磨くことはもちろんですが、お客様が心地よくなる話術を勉強し、施術の内容や期待される効果、効果が現れる目安を前もって分かりやすく説明できるように努力を重ねることが大切です。

エステティシャンの仕事のやりがい

お客様が綺麗になって明るく前を向いて生きていく姿を見ると、「エステティシャンで良かった」と思えると体験談で多くの人が語っています。

女性の頭皮をマッサージするエステティシャン

お客様の人生の転機を手伝い、その人の笑顔がより魅力的に輝いた時にエステティシャンの仕事の素晴らしさを感じることができるのでしょう。

エステティシャンは、お客様の体に触れ癒しを与えるだけではなく、見た目も心も健康になっていくお客様からエステティシャン自身も自信と勇気をもらい、お客様と共に人生を元気に歩いていける仕事なのかも知れません。

エステティシャンの仕事内容体験談

ここからは、エステティシャンの仕事内容体験談を、20代、30代、40代の3つに分けて順に紹介していきます。

20代のエステティシャン体験談

生活が不規則

肉じゃが(20代後半)


エステの勤務時間は、会社で異なりますが、平均9時から19時です。お客様のご都合などもあり、朝早くきたり帰りが遅かったりする場合もあります。

休みは週2日の月に8回の休みです。仕事内容は、施術(マッサージ、フェイシャル、ボディ、脱毛など)、物販販売が主な仕事です。

エステのお仕事で大変なのは、不規則な生活になる事です。昼ごはんもお客様次第なので、休憩が取れない日もあれば、パック中に味わうこともなく急いで食べたりし、早食いにもなりました。休憩もまともにとれない日がほぼ毎日です。

売上(ノルマ)があるので、物販販売など営業するのもプレッシャーになり、私は大変でした。エステはお客様に合わせることが多いので、朝から夜までフルタイムで働き、帰りが深夜になることもありました。

でも、エステティシャンをして、お客様から信頼されたりキレイになって喜んでくださるお客様、私を可愛がってくださるお客様などいろんな方たちと出会えたこと、感謝される事があり、エステティシャンをやっててよかったと思います。今でもエステティシャンでよかったと感じます。

街頭のビラ配り

しゅん(20代後半)


街頭のビラ配り

勤務時間は、10:00~19:00です。休日は、月に6日です。仕事内容は、お店の掃除、タオルやガウンの洗濯、化粧品の補充、器具の清掃、準備と、お客様への施術、予約、施術プランの変更、街頭でのビラ配りなどです。

仕事で大変なことは、神経質なお客様の担当になって施術に満足いただけなかった時に、その場で苦情や希望を言ってもらえたら、対応しやすいのですが、施術が終わって店長に電話で苦情をおっしゃる方もいるので、店長に事情を説明しなければいけなかったり、冬場の寒い時期も半袖の制服での街頭のビラ配りが、特に大変です。

エステティシャンをやっていて良かったと思うのは、家族や彼氏に練習台になってもらって、施術をすると喜ばれることです。

自分自身が商品である

ゆち(26歳)


私が働いていたサロンは営業時間が9時~20時だったので、勤務時間は8時~20時30分でした。休日は月に8日ですが、だいたい月に1~2回は休日出勤をしていました。

私が働いていたサロンは痩身専門サロンだったので、お客様の身体の悩みにあった痩身ケアをしていました。

機械をつかった施術もありますが、基本はマッサージメインにプラスアルファで代謝を促進させる発汗の施術です。

仕事で大変だったことは、お客様一人一人の悩みを解決していくことはもちろんですが、自分自身が商品であるにもかかわらず、仕事での拘束時間が長く、自分の手入れの時間がなかなか取れないというところです。

それでもエステティシャンになって良かったことは、お客様の人生の転機に携われることです。何か変化したいときっかけをもってお会いした方の人生の変化のお手伝いをさせてもらえることはとても幸せでした。

お客にアドバイスするエステティシャン

自分のアドバイスで綺麗になるとうれしい

だま(20代後半)


仕事は9:30~15:00で、月に8日のお休みがあります。私がやっているのは、エステの施術と化粧品の販売です。現在はパートとして働いているのですが、ご指名いただいてもうまく時間を調整することができない時もあり、子供や夫に迷惑かけてしまうこともあります。

また、ノルマを達成するために、商品について常に勉強が必要で、たまに休みの日でも講習会に参加しなくてはいけないこともあります。

今の勤務先はさほど人間関係に問題はないのですが、前の職場では常にギスギスしていて、頻繁に言い合いになってしまうなどのトラブルが多かったです。

うれしいことは、お客様が肌のことで悩んでこられて、私の施術や化粧品のアドバイスによって、どんどん会うたびに綺麗になっていってくれることです。

綺麗になると自分にも自信が出てきて、性格も明るくなり、最初にお会いした時もアクティブになって趣味が増えたり、仕事を頑張れるようになったり、彼氏ができた、結婚することになったという話を聞くと、エステティシャンをやっていて本当によかったと実感することができます。

手首が腱鞘炎になることも

ゆきみの(20代後半)


私は28歳のエステティシャンです、普段は9時から6時まで働き、毎週月曜日が休みです。仕事内容は、主にお客様の痩身の為の施術エステをすることです。

まずお客様と、しっかり話合いカウンセリングします。そして、しっかりと方向性が決まると、その目標に向かってお客様と一緒に頑張ります。

もちろん私は、お客様が希望の体型になれるように全力でエステを施します。体力仕事な部分があるので、手首が腱鞘炎になったこともあります。治るのに1ヶ月程休職しました。

しかし、お客様が理想の体になり、喜ぶ顔を見る度にエステティシャンになって良かったと思います。女性を喜ばす事ができ、また女性が綺麗になるのをみる事ができ、そのお手伝いができるこの仕事が私は大好きです。

辞めていく人が多い

さき(27歳)


勤務時間は朝10時~夜の20時までで、休日は、毎週月曜日と第三日曜日の月5日か6日くらいでした。

仕事内容は、店内の掃除と痩身エステ施術、脱毛エステ施術、まつげエクステの施術、電話応対、ポップ作りなどをしていました。

新しいスタッフさんが入ってもすぐに辞めていく人が多く、私以外に一緒に働いていたスタッフは1人で、パートさんだったので16時から20時までは一人で営業していました。

一階は男性店長の営業するウィッグサロンでエステサロンは二階だった為、エステ業務以外にも、ウィッグ業務の補佐なども全部私一人でしていて、美容の仕事は大好きでしたが、業務の多さと一人でやらなければいけないというプレッシャーが大変でした。

しかし、お客様一人一人に合わせたメニューや、生活習慣改善の為の相談などを私独自でしていたので、お客様から感謝の言葉やちょっとしたプレゼントを頂くこともあり、とても嬉しく頑張って良かったと思えました。

30代のエステティシャン体験談

顔にスチームを当てる女性

お客様がキレイになっていくのを手伝える

アンジュ(32歳)


勤務時間は2種類あって、9時から18時までと、10時から19時までで曜日ごとに時間が決まっていました。

休みは定休日ではなく不定休で、毎月8日ほどの休みがとれました。自分の好きな日に休みを取れるというのは良かったのですが、大型連休や土日の休みはあまりとれませんでした。

仕事内容は、ボディやフェイシャルに対して悩みを改善するための施術を行います。ハンドマッサージや、機械を使っての施術です。あとは、美容に関する商品の販売をしていました。

仕事の中で特に大変だったのは、拘束時間が長いことです。朝は1時間前に出社、帰りは2時間の残業が当たり前でした。1日中お客様の接客で追われてしまい、お昼休憩もしっかりはとれませんでした。休日出勤もありました。

エステティシャンになって良かったと思うのは、お客様がキレイになっていくのを手伝えるというのはとても楽しいことでした。

痩せたり肌がキレイになったりしていく姿を見ると幸せな気持ちになりますし、ありがとうと言われるたびにエステティシャンという仕事を選んで良かったと思えます。大変なことも忘れられるくらいの達成感はありました。

肌や健康の悩みを解決する

あき(30歳前半)


エステティシャンの仕事内容としては、お客様の肌や健康・プロポーションの悩みを解決し健康でキレイになっていただく事です。その為の施術であったり、ホームケアの提案などをしていきます。

大変な事はたくさんあります。ダイエットの方は特に自分での努力が苦手な人が多く、なかなか頑張ろうとしてくれなかったり、受け入れ方によりうっとうしいと思う人もいるかもしれません。

その中でも1番は、契約をとらないといけないという数字に関することが、最も大変でストレスでもあります。

勤務時間も朝の9時から夜の21時までと長く、休日も月7日と少ないのも大変な内の1つだと思います。

ですが、良かったこともたくさんあります。キレイになって喜んでもらえたり、彼氏や結婚出来ましたという報告をもらえたりするととても嬉しいです。

言ったとおりにしたら良くなりましたという言葉も自信に繋がります。だから、この仕事が続けられるんだと思います。

オープン前はミーティングをする

まこ(30代後半)


数年前にエステサロンで9時~17時までの時間で月4回休日ありの勤務で働いていました。

数年前に働かせていただいたサロンは、オープン前にお掃除をしたり足りない物を補充したり、その日にご来店されるお客様のお名前や人数の確認など、ミーティングをしたりしていました。

元々接客が好きだったこともありましたが、忙しい日など立ち仕事も多くなったりすると、足のむくみや腰の痛みで困ることが多々ありました。

お客様とする会話で、セルフエステやメイクなとの美容に関するお話など気軽に質問され、参考になっていたと言ってもらえたりする事が自分にもお客様にもプラスになり、自信にも繋がり、エステティシャンになってよかったなと思いました。

クレーム対応

はな(32歳)


エステティシャンの仕事に就いてから5年が経ちます。勤務時間は10時から19時です。休日は週に1日又は2日あり、休日はほとんど美容室に通ったり、ネイルケアをしたり、温泉に友人と行ったりしてリフレッシュして過ごしています。

仕事内容は、お客様のカウンセリングや施術が主な仕事内容ですが、掃除や販売商品の在庫確認などの作業も行います。

大変だと思うことは、お客様に美容やダイエットなどに関する質問が多く、初めの頃は知識不足で困惑しました。また、「痩せない」や、「肌の調子が良くならない」などのクレーム対応が一番大変でした。

このお仕事をしていて一番良かったことは、お客様の笑顔が見られた時です。満足されたお客様とお話ししているときは私自身も嬉しい気持ちになり、私自身も美容に対する知識やモチベーションを高く持ち続けられる事ができるので、とてもやりがいのある仕事だと思っています。

女性の顎をマッサージするエステティシャン

通わないと効果が出ないときもある

ももちゃん(30代半ば)


勤務をしているサロンは、朝の10時からオープンでしたので、出勤は9時半、退勤は19時ごろです。定休日が月に6日あります。

朝はとにかくオープンの準備をします。その後、お客様が来られると施術にかかりますが、その間、タオルを洗濯したら、使ったものを洗浄、消毒をしています。

このお仕事で大変だと思うことは、お客様との温度差がかなりあると思います。単に癒しに来られる方はとても満足してくださいますが、年に1度か2度ほどしか来られない方が、その場での仕上がりに満足しないことがたまにあります。

少し、お顔のくすみが気になるとか、クマが気になるなどのことでしたら一度の施術で満足できることも多いのですが、痩身やシミ、シワの悩みでご来店されたお客様は、なかなか一度では効果がわかりにくいところがあり、それを不満に思って言われてしまうと、心の中では、通ってくれたらもっと効果出せるのになぁと思ってしまいます。

前に、お孫さんがおばあちゃんを連れてご来店されたことがありました。少し認知症になっているようでしたが、帰る時にニコッと、可愛くしてくれてありがとうとおっしゃった時に、やっぱりこのお仕事をしてきて良かったなぁと思いました。

日々勉強

とんこ(32歳)


美容に関する仕事に就きたいと漠然とした夢からのスタートでした。お客様のお受けになった施術やご要望などをまとめたカルテ管理、ベッドメイキングなどのサロンワークから始まり、化粧品のおすすめや次回ご来店時のメニューの促しなど、その他にも施術以外にやる事が多々あります。

お店のオープンが11時でクローズが20時ですが、どんなに時間をフルにつかっても営業時間以内で仕事を終える事はまず難しいのが実態です。

個人情報の問題もありますが、プライベートは大切にしたいので、家に仕事を持ち込むことは一切ありません。月8日頂いている休みがとても貴重です。

休み明けに常連のお客様が来店した際に、「また会えたわね」と微笑んで声を掛けてくださると、とても心が温かくなります。

日々勉強です。この常連のお客様のように、人を安心させられる事ができるエステティシャンになりたいと思っております。

全身マッサージは汗だくになる

みーちゃん(37歳)


当時19歳から20代後半までエステサロンで働いていました。勤務時間はシフト制でしたので、早番遅番でやっていましたが、2~3時間の残業はよくあることでした。でもお休みはきちんと週休2日取れましたし、有休も申請を出せば取ることができました。

私が働いていたサロンは美顔、脱毛、痩身のコースがありましたが、80%のお客様が痩身コースという痩身コースメインのエステサロンでした。

痩身コースはお体を痩せさせるコースですので、全身のマッサージが連続で入ると、こちら側が汗だくになり大変でした。

でも、少しずつ効果が出て変化していく様子を間近で見ることが出来き、お客様の喜ばれている姿を見ると「頑張って良かった!」という気持ちになり疲れも吹き飛びます。大変なことも多いかもしれませんが、やりがいや喜びも大きい仕事だと思います。

40代のエステティシャン体験談

エステサロンの待合室

予約がとれないと報酬に響く

玲子(40歳)


基本の勤務時間は10時から17時ですが、お客様の予約がある時間帯に合わせて始業もできるので融通は効くお仕事です。日曜日が完全にお休みです。土曜日や祝日は予約や研修がなければお休みですが、あれば出勤となるのでひと月に完全なお休みは6日ほどです。

新人のころは、ひたすら研修です。そして知り合いや身内などにエステを施術して慣れていくのが一般的です。エステの時間は1時間くらいでしたが、実際は準備のため30分以上かけます。後片付けも15分はかかります。

大変なことは、やはりお客様集めです。なかなか予約が取れないと、自分の報酬にも影響しますので、月末の締めまでに達成できなさそうだと自分で商品を買ったりしたこともあります。

エステティシャンは手に職を持っています。こればかりは泥棒にも盗まれることのない自分だけの財産です。

また、皮膚や体の勉強を通じて自分や身近な人の健康管理ができるようになったのが良かったと思います。

ハワイアンロミロミ

まっちゃん(46歳)


勤務時間は不定期ですが、だいたい午後から夜にかけてです。週3日エステで働き、週4は占いの仕事をしていますので、二足のわらじということになります。

エステは身体の癒やし、占いは心の癒しと考えており、身体と心を総合的に癒す仕事をしていると自負しています。

エステの内容は、ハワイアンロミロミというジャンルで、主に女性を対象とし、全裸になっていただき、指定の紙パンツと紙ブラジャーを着用していただきます。

そして首から足の先まで、全体に香りの良いオイルを塗布し、常に施術者の腕か掌がお客様の身体に付いている状態で老廃物を流す動きをします。

この仕事で大変なことは、結構体力を使うところです。施術者自身の日々の体力維持が重要です。

しかし、お客様の疲れた身体を癒やし、「すっきりしたー!」と言っていただけることが何よりの喜びです。お客様を癒す施術者が疲れていたのでは本末転倒なので、自分自身もしっかり栄養補給して、日々の仕事に取り組んでいます。

現代社会は、身体が疲れている方がとても多いです。そのような方々を多く癒すことができるのが、エステティシャンになって良かったと思えるところです。

エステティシャンは大変だけれど仕事はやりがいがある

美容と健康に興味があるなら、エステティシャンは魅力的な仕事であると言えます。お客様の望みどおりに見た目が美しく変わっていく様に、まるで自分の子供がすくすくと元気に成長するような愛おしい感覚を覚える仕事なのかもしれません。興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。