職業/働き方

美容部員の仕事でのやりがいや苦労などリアルな体験談15

美容部員と聞くと華やかで素敵な職業というイメージが強いですが、その華やかさの裏側はとてもハードなもの。過去に美容部員を経験された方のリアルな声をもとに、その仕事内容ややりがい、苦労についてまとめました。

美容部員という仕事について詳しく教えて!

女性の美の追求をサポートする美容部員という職業は、女性にとってあこがれの職業のひとつです。化粧品の販売が主な仕事内容となりますが、これから美容業界を目指す方であれば、その他には就業した際にどういった業務をすることとなるのか、詳しい実情を知りたいところではないでしょうか。

今回は華やかなだけではない美容部員の仕事内容について、現役の美容部員や経験者の方の体験談をもとに詳しく解説していきます。

美容部員の活躍する職場はさまざま

美容部員というと専門店や百貨店で勤務しているイメージが強いでしょう。しかし、美容部員の活躍の場はあちこちにあります。

また、勤務先により勤務時間は異なります。シフト制を取っているところが多く、10時~19時頃までの勤務が一般的ですが、ドラッグストアなど閉店時間が遅い場合は21時前後まで勤務するケースもあります。

美容部員の仕事内容は?

美容部員の仕事内容として、以下のようなことが挙げられます。

扱う化粧品は化粧水や美容液などの基礎化粧品から、ファンデーションやアイシャドウなどのメイク用品、マニキュアなどさまざまです。メインの業務はお客様への接客となりますが、商品の陳列や納品・検品の作業のほか、DMへのメッセージ記入やチラシ配りなど、売上につなげるための地道なお仕事もこなさなければなりません。

美容部員の仕事のやりがい・いいところは?

美容部員経験者から仕事を通してのやりがいについてお話を聞いたところ、やはり多かったのが自分の手でお客様の美をサポートすることで感謝されるという点です。
自分自身のメイクの腕や美意識も向上し、成長を感じられるということも大きなポイントです。日々勉強が必要な仕事でもあるため、美容に関する知識を深められるのは根っからの美容マニアにとってはピッタリのお仕事でしょう。

美容部員の仕事で大変なことは?

販売職の宿命とも言えますが、美容部員を経験して大変だったこととして、ノルマの達成というプレッシャーと戦いながら働かなければならないということを挙げている方が多い傾向にありました。
また、美容部員は長時間の立ち仕事ということもあり疲労がたまりやすいという点、まとまった休暇を取るのが難しいといった大変さも感じられます。華やかなイメージとは裏腹に体力のいる仕事です。

美容部員の仕事内容に関するリアルな体験談

美容部員のお仕事を経験された方の体験談を年代別にまとめました。具体的にはどんな仕事なのか、自分に合った仕事なのかなど、今後、美容部員を目指す方はひとつの指針として参考にしてみてください。

20代の美容部員経験者

お客様の信頼を得た瞬間にやりがいを感じます

宮沢(20代前半)


勤務時間はモールの営業時間に合わせ朝8時から午後9時半に設定されていました。たまにイベント事や定期のミーティング、在庫確認作業等があると前後一時間ほどの延長があります。シフト制で重大な用事(冠婚葬祭、通院等)に関しては希望休を出すことができますが、基本は公休が変則的に組み込まれ1か月の合計勤務時間は約140時間ほどです。
契約の種類にもよりますが、週休2日で月に8日はお休みをとることができます。

販売業の基本である在庫管理等に加え、商品の性質を把握しお客様の状態にあったものをご紹介する仕事があります。適切なものを紹介するための肌知識やトーク力が求められるので、知識欲があり社交性に富んでいる方に向いています。

初めはコスメに全く興味がない状態から入ったため、たくさんの情報をインプットするのに時間がかかり大変でした。また、さまざまなお客様がいらっしゃるので臨機応変に対応できる柔軟性を身に着けることも難しい点のひとつです。
カウンセリングをし、ご納得の上でお買い物されたお客様から信頼していただける瞬間が達成感にあふれ、この仕事をしていてよかったと思います。

お客様のニーズに応える仕事

やゆよ(29歳)


勤務時間は17:00~20:00で、育児中の社員さんが早く帰れるように夕方からの勤務をしておりました。休日は10~12回ぐらいの日数で、主に仕事は、お客様のカルテの整理とお客様が来店されたら、お客様が試してみたいものを付けてあげたり、お肌の相談を受けます。

仕事の中で一番大変だったことは、お客様の求めている化粧品を探すことです。悩みに合わせた物を選び、予算に合わせて分かりやすく紹介をしなければなりません。

美容部員の仕事を通して良かったと思えたことは、自分で紹介した商品を使って、肌の悩みが減ったとお店に話をしに来てくれたり、私自身もメイクが上手くなって先輩に褒めてもらえるようになったことです。また、美容の知識もたくさん学べました。

30代の美容部員経験者

体力勝負の仕事です

ゆゆか(30代後半)


勤務時間はシフト制だったので日によって違いましたが、午前出社の場合は9時~18時、午後から出社の場合は12時~21時でした。

休日は月に約8回、シフト制で休みも決まります。土日はお客様も多く、忙しくなるので、土日に休めるのは月に一回程度でした。

スキンケアアドバイザーとして、カウンセリングでお肌の悩みを聞き、お客様に合ったお化粧品を提案して、そのお化粧品を使ったケアをサロンにて行っていました。

大変だったことは立ち仕事だったために足がむくみやすかったこと。そして、時間の拘束も長く、まとまった休みがなかなか取れなかったことです。

疲れはなかなか取れませんでしたが、お客様のお肌が綺麗になっていく過程を見られたことは美容部員としてのやりがいを感じました。

感謝されるとやる気が出ます

あんず(30代前半)


11:30~20:00での勤務で、休日は月10日前後です。店頭でのお客さまへのタッチアップを通じた販売、ディスプレイ、POP作りなどの販促業務、売り上げ管理や発注などの数字に関する業務、入荷した商品の検品、陳列などが仕事です。

自社商品を扱っているお店さまに入店している時は、お客さまだけではなく経営者さまやスタッフさまとのコミュニケーションも必須ですし、そのお店のやり方にも従わなくてはならず、

時々お客さまを1番に考えた仕事ができないときがあり、そういう人間関係といった点は大変だなと感じますが、お客さまにありがとうと言われると、本当にこの仕事をやっていてよかったと思えます。お客さまが会うたびどんどんきれいになっていくところを間近で見られるのは本当に幸せな仕事です。

お客さまにきれいになっていただくだけではなく、一緒に悩みを共有して一緒に成長していく、いわばコーチのような感じです。お肌やメイクの悩みだけではなく恋愛や仕事の悩みを相談されることも多く、お客さまに1人の人間として信頼されていることが嬉しいです。

美容に対する意識の変化も

おりゅーう(30代後半)


勤務時間は日にもよりますが、7:00~20:00くらいでした。休日は毎週月曜日。閉店後のレッスンなどで深夜近くになることもあります。

主に私はシャンプーの担当をしていました。カットの終わったお客様を誘導、シャンプー、リンス、コンディショナー、など、その後ドライヤー、マッサージまでが一区切りの作業です。

そのなかでも特にきつかったのは、手荒れです。普通のシャンプーならまだそこまででもないですが、パーマ剤などで特に両手首がひどく、時には薄手のサポーターのようなものを付けてお仕事をしたときもあります。

しかし、大変な中ではありましたが、今思うと、たくさんのお客様とも知り合えましたし、何と言っても美容ということへの意識がかなり変わりました。それは、いまの私の生活に非常に役に立っています。

お話好きの人に向いています

もも(35歳)


美容部員をしていた時の勤務時間は、早番で9時半~6時半まで。遅番で11時半~8時まで仕事をしていました。

休日は週2回で月に8日で、仕事内容はお化粧品を購入しに来てくださったお客様への接客がメインです。皆さま、肌の悩みやメイクの悩みなどがある方がほとんどだったのでお話を聞いてそれに合った商品をおすすめします。

仕事で大変だった事は、とにかくお客様の名前を覚えることでした。こちらに向かってくるのが見えたらすぐに台帳を出しておかないと不機嫌になる方が多く、ご年配の方も多かったので顧客意識がとても強いと思います。あとは、たまにあるクレームなどは心が折れますね。

この仕事をしていてよかったことは、いち早く新作のものを試せることと、常識のあるお客様と会話しながらコスメを選んだり、スキンケアを選んだりするのはとても楽しかったですね。またやってもいいかなと思います。

意外と雑用も多い

さくら(31歳)


9時半~19時 (9時半から10時までは残業扱い。また、19時から店を閉めるため19時には帰宅できません)の勤務で、休日は月8日でした。仕事内容は商品の発注、納品、季節や推奨品に合わせてのディスプレイ変更、お客様への販売、タッチアップなどで、新商品が毎月出るため毎月セミナーや研修があります。また、タッチアップに使ったスポンジを洗ったり、掃除や備品の整理整頓補充など雑用も多い仕事です。

個人ノルマはないとは言いますが、毎月なにかしら目標を立てられます。金額や販売個数、タッチアップ回数や、お手入れ回数など。それを達成しないと会社からなにかしら圧力はかけられます。お客様が綺麗になった時、また、メイクをして差し上げて喜んでいただけた時はとてもやりがいを感じます。またテスターなど商品をもらえるのも1つの楽しみです。

ノルマ達成が大変!

なつきち(30歳前半)


勤務時間は11:00~19:00までで、休日は月に10日ほどになります。仕事内容は主に接客で、商品を見ているお客様がいたら、お声かけをしてニーズを引き出し、メイクをしたり、アドバイスしたりします。お客様がいない時は発注業務や在庫管理やテスターを綺麗にしたりしていました。

大変なところはノルマがあることです。1日に口紅何個、チーク何個と数が決まっているので、紹介しても売れない時は正直焦ります。後は声を掛けられるのが嫌なお客様もいらっしゃるので、接客すると睨まれたり無視されたり、声かけないで下さいと言われたりと傷つくこともあります。良かった点は自分がメイクをして、お客様が笑顔になって帰っていただき、尚且つ自分がお薦めした商品が売れることです。

お客様の笑顔がやる気につながる

あい(32歳)


美容部として勤めて8年目になります。勤務時間は10時から19時までです。休日はほとんど平日で週に1日、または2日あります。仕事の内容は主に接客が中心ですが、顧客にセールのお知らせを送る作業や、研修に行き化粧品のお勉強をして知識を身につけます。人相手の仕事ですので、大変なことはお客様にはやはり笑顔を心がけ気を使います。

化粧品について質問されることが多いので、速やかに答えられるようにしておかなくてはなりません。また、化粧品を使って貰うために、スキンケアの体験もしていただいていますので、フェイスケアの技術も身につける練習もします。専門的な知識や勉強が必要になりますが、自分自身も綺麗になるための勉強になりますので、この仕事をしていて良かったなと思います。ためになる知識はお客様にも教えてあげたいですし、お客様が笑顔になることが何より嬉しい気持ちになります。

ハイヒールで立ちっぱなし

みやび(35歳)


私が担当していたお店は早番、遅番のないお店だったので9:00~19:00まで働いており、毎日2時間残業がついていました。休みは不定休で月に8日ほどです。接客はもちろんのこと、化粧品の発注や補充、DM作りやお客様への電話かけ、売り場のレイアウトと装飾などを行っていました。

美容部員をしていて大変だったことは、ハイカウンターだったので一日中立ちっぱなしだったこと。ハイヒールを履いての長時間立ったままなのはとても辛かったです。後は、他店舗にいる先輩に売り上げを1日に何度も報告せねばならず、売り上げの少ない日は電話がとても苦痛でした。

この仕事をして良かったと思える瞬間はいつもお客様からいただきます。私から買いたいとわざわざお引越し先から来ていただいたり、心優しい言葉をかけていただいたり…。メイクをした後、お客様の顔がパッと明るくなってニコニコしながらお帰りになる姿を見ては、「あぁこの仕事楽しいな、やっていてよかったな」と毎度思います。

楽な仕事ではありません

りかこ(30歳)


勤務時間は10時から7時までの早番コースと、11時から8時までの遅番コースがありました。しかし入店するデパートや百貨店により営業時間がマチマチでしたので、一概に言えません。

休日は希望休を含めて10日ほどでした。シフトで決められてしまうので急に休みたいとかは不可能でした。

美容部員の仕事は、とにかくハードです。楽そうに見られますが全く違います。接客、清掃はあたりまえですし、商品発注から在庫管理、顧客管理をして、フェイシャルエステもやってあげ、メイキャップもしてあげます。それから、顧客にハガキでメッセージなどを書いて送ります。大変な事はやはり、売り上げ目標に達成しなければならない数字の世界です。個人売り上げ目標も与えられました。

美容部員として良かったことは、女性として綺麗な職場で最新の化粧品をいち早く勉強して使え、メイクが上手になり、お客さんを綺麗にしてあげられる点にやりがいを感じました。

お客様を見極める目を養えた

のぞみ(34歳)


私が美容部員のお仕事をしていた時には、10時30分~20時、12時~21時などシフトで配属されて働いていました。休日は週休2日で、基本的には土日祝日は繁忙日なので大事なイベントがある時だけ希望を出して、平日休みのシフトでした。

仕事をする中で、特に初めの頃大変だと感じたことは、化粧品は買いたい人だけが見に来る訳ではないと言うこと。百貨店等に入っていると、何となく暇つぶしに、ただ見ているだけの人や、テスター目当ての使いたいだけの人も少なくないのです。他にも、美容マニアで店員と話したいだけの人もいたりします。

それらの人と、真剣に買いに来ていただいたお客様の区別が分からず、どの方にも一生懸命にお話をしていたら、1日で疲れ果ててしまっていました。

初めはベテランの先輩部員さんに教わりながらなのですが、少しずつ慣れてくるとお客様の雰囲気で、何となくなのか、真剣に探しに来ているのがわかる様になって力の入れ具合が分かるようになり楽しくなってきました。暇な時間帯にお話をしてくれる美容マニアさんと仲良くなり、結果購買につながったりと、働いていて楽しかったです。

40代の美容部員経験者

ニーズを察知する力が大事

kouta(40代前半)


勤務時間はデパートやスーパー等の勤務先の営業時間の中で、早番(9時から)中番(10時から)遅番(12時から)とあります。朝は早いのは苦手など、本人の希望を考慮して何人かのチームメンバーでスケジューリングして、平均8時間になります。休日も希望を出してメンバーで調整し、週休二日制です。仕事はお客様の希望するイメージに合うメイク、今、流行りのメイクの情報を伝えたりします。他に肌の悩みや、状態に合わせたスキンケアアドバイスをしたりします。

仕事で大変なのは、立ち仕事なので足に合う靴を見つけること。お客様のニーズを素早く判断して、的確に答え対応することです。それができるとお客様に喜ばれ、ご贔屓いただけます。お客様と美容部員という関係を超え、長くお付き合いさせて可愛いがってもらいました。寿退社の報告をしたら、お客様からご祝儀もいただきました。とても嬉しかったです。

大変だけどやりがいのある仕事です

みんみあ(41歳)


9時30分から17時30分勤務で、休みは月8~9日、街頭でチラシを配ったり「無料の肌診断をやってみませんか?」とのお誘いをしたり、お店の中ではエステも行っています。エステに来て下さったお客様に化粧品をおすすめしたり、月に数回はイベントでお店以外に立つこともあります。

私が勤務する会社は完全歩合制なので、毎日出勤したとしても売り上げが追い付いてないと給料がないのが辛いです。そうならないように研修等で充分に知識をつける体制もあります。お客様にエステの後等に「肌が凄く綺麗になった、ありがとう」と言われた時が何よりも嬉しいです。おすすめした化粧品の良さがお客様に伝わった時も嬉しいです。美容部員の仕事は大変なことも多いですが喜びも多いと思います。

意外と力仕事もあります

yasu(40代後半)


勤務時間は入店店舗やセクション人数にて違いがありますが、早番10:00~19:00、遅番(産休明け)11:00~20:00、時短10:00~17:30又は13:00~20:00などです。お休みは月9~11日(内、法定休3日含む)となります。

美容部員の華やかなイメージからかけ離れた、力仕事があるということ。納品があり検品と品出し、新商品発売の大量納品時にはセクションメンバーの休憩時間確保も踏まえたタイムスケジュールの作成等々。また毎月の売上目標はモチベーションをアップさせてくれますが、事前活動として新商品の予約取り、毎月売上アップのための拡販販売目標は精神的にも大変でした。

美容知識は勉強をさせていただきましたので、世の中に様々なメーカーさんの商品についても商品の善し悪しがわかり、今でも良く周り知人などに相談されます。また、自分自身もお手入れ方法を熟知して習慣となっており、実年齢がわかると驚かれます。

美容部員の仕事は華やかさの裏側をよく理解することも大切

人と接する機会も多く、ノルマ達成のために日々積極的に動かなければならない美容部員。華やかなイメージとは裏腹に非常にハードな職業ですが、それだけやりがいや大きな達成感を味わえるお仕事でもあります。
美容部員に限った話ではありませんが、企業や勤務先によっても働き方は異なります。実際にお仕事に就いてから後悔することのないよう、事前にしっかりと企業研究することが大切です。