【敬語変換一覧表】メールや電話で活躍するビジネスマナー

社会人のビジネスマナーの一つに敬語があります。社内や社外でも必須の言葉遣いとなります。敬語を使いこなす事で社会人として認められるので覚えておいて損はありません。使用頻度が高い単語や文章を例文と一緒に紹介します。いい間違えや二重敬語などに注意して敬語をマスターしましょう。

【敬語変換一覧表】メールや電話で活躍するビジネスマナー

電話対応やメール対応で使えるビジネス敬語の一覧を紹介

新卒で社会人になった方が最初に壁に当たるのは敬語の使い方ではないでしょうか。電話対応やメール対応でどのように送信、返信して良いのか解らない事もあります。ベテラン社員でも言い間違えや二重敬語になってしまうほど、敬語の使い方は難しいです。

紹介するビジネス敬語の一覧表を頭に入れることでビジネスシーンはもちろん日常生活にも活かすことができます。一人前の社会人なるために、しっかりと敬語をマスターしましょう。電話対応やメール対応で使用できるビジネス敬語の一覧を紹介します。

使う機会が多いビジネス敬語の一覧

ビジネス敬語は単語を頭に入れるとスラスラと話せるようになります。ここでは単語を紹介します。これらの言葉を常に使うようにすると咄嗟の対応も出来るようになります

ビジネス単語を説明する男性

  • わたし → わたくし
  • わたしたち → わたくしども
  • 相手の企業 →御社
  • 自分の企業 → 弊社
  • 今日 → 本日「ほんじつ」
  • 明日「あした」 → 明日「みょうにち」
  • 後日「あさって」 → 明後日「みょうごにち」
  • 今年 → 本年
  • 去年 → 昨年「さくねん」
  • 一昨年「おととし」 → 一昨年「いっさくねん」
  • この間 → 先日
  • その日 → 当日
  • もうすぐ → まもなく
  • いま → ただいま
  • 前に → 以前
  • あとで → 後ほど
  • すぐに → さっそく
  • 今度 → このたび
  • さっき → 先ほど
  • どこ → どちらに
  • こっち → こちら
  • そっち → そちらに
  • あっち → あちらに
  • どっち → どちらに
  • ちょっと → 少々
  • とても → 大変
  • すごく → 非常に
  • どのくらい → いかほど

使用頻度の高いビジネス敬語をこのようになります。もちろん電話対応やメール対応でも使用でき、接客業でも使用できるので覚えておいて損はありません。

「大丈夫」を敬語にするときの変換方法

使う機会が多いビジネス敬語を使った文例一覧

使用頻度の高いビジネス敬語の文例を紹介します。新入社員の方は特に使う機会が多いでしょう。常日頃から意識しながら話すとすぐに覚えられます。

良い文章が閃いた社会人の男性

お疲れ様です。

目上の方に使う労いの言葉です。「ご苦労さまです」と混同する方がいますがこれは上司が部下に対して使う言葉なので使わないようにしましょう。

ご無沙汰しておりました。

久しぶりに会う方に対して使用する言葉です。

承知しました。かしこまりました。

「了解しました」と同じ意味ですが、「了解しました」は敬語ではありません。使わないようにしましょう。

お世話になっております。

社外の取引先やお客様に対して使う言葉です。「お世話になります」は今後お世話になる相手に使用して、「お世話になっております」は継続してお世話になっている相手に使います。

お供させていただます。

上司や先輩に誘われた場合に使用する言葉です。

申し訳ございません。

謝意を表す敬語です。同じ意味の言葉である「すいません」は敬語ではありません。必ず「申し訳ございません」に言い換えましょう。

おっしゃるとおりです。

相手に同意する場合に使用する言葉です。「なるほどですね」という言葉と同意ですが、敬語としては「おっしゃるとおりです」が正しい敬語となります。

お掛けください。

相手に声をかける場合に使用する言葉です。来客対応の多い企業では常用される言葉となります。

いかがいたしますか。

相手の意見を伺うときに使用される言葉です。接客業などで使用する機会が多いので覚えておきましょう。

少々お待ちくださいませ。

電話対応で取次ぎする場合や来客時に使用する言葉です。「ちょっとお待ちくださいませ」と言わないように注意しましょう。

ビジネスシーンでよく使う敬語の文例を紹介しました。敬語はとても重要です。これらの表現を覚えるだけで取引先やお客様の信用も上がるでしょう

「受け取る」の異なる二つの敬語表現

間違った使い方が定着しているビジネス敬語一覧

間違った敬語が定着してしまい、それが正しい敬語だと思い込んでいる場合があります二重敬語や言葉として変になっている場合があるので気をつけましょう。代表的な表現を紹介します。

敬語を交えて話すやり手ビジネスマン

×お水のほうをお持ちします。
○お水をお持ちします。

×1,000円からお預かりします。
○1,000円をお預かりします。

×存じ上げています。
○存じています。

×こちらが資料になります。
○こちらが資料でございます。

×お名前を頂戴できますか。
○お名前を伺ってもよろしいでしょうか。

×とんでもございません。
○とんでもないです。

×今お時間よろしかったでしょうか。
○今お時間いただいてもよろしいでしょうか。

×申されていました。
○おっしゃっていました。

×拝見させていただきました。
○拝見しました。

×お客様がお越しになられました。
○お客様がお見えになりました。

×本日は休みをいただいております。
○本日は休みを取っております。

×どうぞ召し上がり下さい。
○どうぞ召し上がって下さい。

×おられますか?
○いらっしゃいますか?

×どうかいたしましたか?
○いかがなさいましたか?

×ご注意してください。
○ご注意ください。

×おっしゃられる通りです。
○おっしゃる通りです。

×これで結構でしょうか。
○これでよろしいでしょうか。

×明日はこられますか。
○明日はいらっしゃいますか。

×ご覧になられる。
○ご覧になる。

特に接客業には間違った敬語や二重敬語が多いです。もう一度確認して正しい敬語の使用を心がけるとお客様との信頼関係を築くことができます。

「了解しました」は間違い?知るべき敬語マナー

敬語変換は正しく使うことで自然と身についてくる

敬語はビジネスマナーとして必須になります。敬語の扱いにより、その人が信用できるのかどうかを疑われる可能性もあります。初めは誰でも敬語を上手く使えた訳ではありません。間違っても少しずつ修正していくと自然と身につくものです。敬語を意識しながら会話することで上手く扱えるようになるでしょう。